2020/07/18 13:42
本題ではないのですが、ちょっと長めの前置き・・・
神皇正統記(じんのうしょうとうき)…昔、南北朝の時代に北畠親房という方が
御皇室を引き継ぐ正統な血統などについて述べた書です。
少々長くなりますがWikiにはこのように記されています。(赤字部分はSeiryu-Do青龍堂の見解です。)
『神皇正統記』(じんのうしょうとうき)は、南北朝時代、南朝公卿の北畠親房が著した歴史書。神代から延元4年/暦応2年8月15日(1339年9月18日)の後村上天皇践祚までを書く。 …省略… 『大日本史』を編纂した徳川光圀を筆頭に、山鹿素行・新井白石・頼山陽ら後世の代表的な歴史家・思想家に、きわめて大きな影響を与えた[2]。
歴史書という体裁を取ってはいるものの、きわめて不可思議な書である[4]。どこが不可思議かといえば、著者の親房が、ただ歴史を客観的に叙述するのではなく、自身の何らかの主観的な思想を、非常に強い確信をもって、明快に述べているように「見える」ことである[4]。(北畠親房の主観ではなくて、「 皇室の正統とはこういうものである」という当時の歴史的に正統とされていた通念をもとに記述したものであるから、ここで客観か主観かを論じるのは的外れ…とちゃう?)(正統というのはこの後ご紹介するYouTubeをご覧になるとわかるが、「人が作り上げた概念」ではないことがすんなりと腑に落ちます。めちゃ単純明快です) したがって、本書を読んだそれぞれの論者は、親房はこれこれの思想を明快に述べている、と断定的に主張する[4]。そして、その「明快な思想」に、熱意をもって賛同するか、あるいは強烈な嫌悪感で拒絶する[4]。ところが、実際には、21世紀初頭時点で、親房が本当は何を言いたかったのか、いまだに一致した見解が得られていない[4]。そもそも、誰に向けて、何のために書かれたのかすらも確定していない[5]。『神皇正統記』本文および『神皇正統記』評を読む時は、この点に強く注意する必要がある[4]。
最も有力な説は、幼少の後村上天皇を教育するための、帝王学の書という説である。この場合、主に『易経』(周易)および『孟子』からの影響が見られると言われる。それは、「南朝の正統性を主張した」などという素朴な国粋主義ではなく、「徳がない君主の皇統は断絶し、別の系統の皇統に正統が移る」という厳しい理論を後村上に突きつけたもので、易姓革命論ならぬ「易系革命」論とも言うことができる。そして、自身の皇統が正統であり続けるために、自己修養を疎かにせず、欲を捨てて民のために尽くすように訓戒したものであるという。(徳が備わっているからこそ民を治めるよう委託される。この委託した存在がちょっとちょっとな存在だけに正統なのです)
第二の説は、結城親朝ら東国武士を南朝に勧誘するための書という説である。武士にも日本の歴史がわかりやすいように、既存の歴史書よりも簡単に書くとともに、結城宗広(親朝父)や結城親光(親朝弟)の南朝への忠誠心を褒めることで、親朝らを自派へ引き込もうとしたのではないか、という。20世紀後半の一時期は通説に近かったが、その後の支持はやや落ちている。(立ち向かう 人の心は 鏡なり…著者:北畠親房の意識レベルに達していない方々は同レベルの領域で思考すること能わずなのじゃ♪下の第三の説もしかり・・・)
第三の説として、「善とは何か」「正統、つまり過去・現在・未来に渡って持続する善は存在するのか」という哲学的命題を、自分自身に問いかけた哲学書であるという説がある。(正統は善悪では論じられるものではない。有無を云わさずそうなのであると万人が腑に落ちる理由がそこにあるのである) 静的な現在の善は、儒学の有徳君主論によって保証することができる。過去から現在への善の持続は、天照大神の神勅や三種の神器などの神道の論理によって保証することができる。しかし、現在から未来への方向、動的に今まさに次の時間の流れに持続している現在の善は、本質的に行動を要請するものであり、言葉や文字によって全てを表現することはできない。『神皇正統記』の内容に揺れがあるのは、このためである。そして、親房が死の際に至るまで苦闘を続けたのは、『神皇正統記』では書き表すことができなかった摂理を行動によって示すためであり、北畠親房という人間の生涯そのものが、一つの生きた哲学書なのであるという。
以上、引用終わり
さて、本題です。
今頃になって、イギリスの王様のことが話題になってきています。
どうも、これまでの血統は正統ではなかったことが証明され、
いまや正統な王位継承権を持つ男性としてジョセフ・グレゴリー・ハレットという方が脚光を浴びています。
この方が、なぜ正統なのか?
解明していく途上に現れるさまざまな偶発的な現象の数々に「人知を遙かに超えた意志」というものを感じることでしょう。
皇統・王位などはこうして正統性を保証されてきたのです。
先日、マイミクのツルさんがアップしていらっしゃった動画をご紹介いたします。
The
Hidden King. Joseph Gregory Hallett. Part1 隠された英国王
ジョセフ・グレゴリー・ハレット パート1
The Hidden King Part 2 隠された英国王パート2「 KÔFËE WITH THE KING」キングとコーヒータイム
KŌFFË
WITH THE KING.Episode 2. キングとコーヒータイム続編
Joseph
Gregory Hallett. The Hidden King.隠された英国王
王位継承者は厳しい人格形成などを経て、ちょっとちょっとな存在から「よっしゃ!」と認められているからこそ委託されています♪